ミライのカタチ

美還師の仕事は「美しく整えて思いを繋ぐこと」
「美」は、必要なことではないかもしれないが、プラスされることで必ず誰かの心を動かす。
それができる美還師は、「エンゼル=天使」のケアサービスである。

ミライをつくる
笑顔をつくる。

MY THOUGHTS

わたしの想い。

美還師とは

亡くなった方のご遺体にヘアメイクを施すことで、ご家族・ご友人の方が故人様をお見送りする、大切なご葬儀のお手伝いをさせていただく仕事です。

美還師も、納棺師や湯灌師と同じく、故人様のご遺体を美しく整え、見送りのお手伝いをする仕事である。

故人様の髪を整えることができないまま、お見送りをするのかという疑問が生まれました。後でわかったことですが、中には免許を持っていないけど、髪が伸びているからと髪をハサミでザクザクと切られることもあると聞きました。そうなると、髪を切る技術ではなく、作業です。自分に置き換えて考えたら、例え亡くなった後でも、それは嫌だと思いました。
 

湧き上がる想い。

見送る側の気持ちにも寄り添える仕事がしたい

改めて髪を綺麗に整えた父の遺体と向き合った時、自分の中で衝撃にも似た安らぎの瞬間があった。

父の葬儀で、お葬式をするのは故人様のためだけではなく、見送る立場になる家族・友人のためでもあるのだと気づかされました。そして、美しく整った父を見送る人たちの心も晴れていくような状況を目の当たりにした時、今の私にできることを見つけたような気がしました。今、思い返せば本当に不思議なのですが、病床にいた頃に父はずっと、私の『髪を切る』という仕事について話していました。普段は、そんなことを言わない人だったので、何故そこに興味があるのだろうと思っていたのですが、まさか最期にこのような形で見送らせてもらえるなんて、こんな気づきを与えてくれるなんて思いもしませんでした。この経験は、父からのギフトだと思っています。
 

綺麗にしてあげたい。

生きている人の髪を整えるよりも過酷な現実とも向き合わなければいけないケースもある

そんな覚悟を決める『スイッチ』がある。

ご病気の方もいれば、事故で亡くなられた方、中には本来の身体とはかけ離れた姿のご遺体となって運ばれてくることもあり、驚くような状態のご遺体と対面しなければいけないこともあります。それでも、やっぱりそこは生きている人の髪を切っていた時と同じで、『綺麗にしてあげたい』というスイッチが入り、そこからは美容師の仕事をさせていただくだけです。私にとって、自分の技術によって目の前の人が美しくなり、それを喜んでくれる人がいることが一番嬉しいことです。綺麗になった人も、その人の美しい姿を見た周囲の人も、何かしらの感動スイッチが入る。そんな、心が動く連鎖を生みだすのは、美の力。これは、亡くなられた方でも同じだと思っています。

PROFILE

代表 福島 輝代

エンゼルケアビューティ美還師®

大阪市 駒川商店街で美容室を2店舗経営。コロナ禍の影響と父の介護のため店舗を畳み、父の死をきっかけに美還師となる。

 
2023年4月15日

神社仏閣情報サイト『あん・はな』の取材を受けました。
あん・はなの記事はこちらから

2022年00月00日

エンゼルケアビューティ美還師を始めました。

0000年00月00日

あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら

 

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